【思いが深まる】世界の7大ブランド時計を知ろう!
こんにちは、みやび屋質店のハットさんです!
金が高い、プラチナが高いと騒がれている世の中ですが、実は「時計も高い」んですよね。
何故かというと、アベノミクスによる恩恵、ズバリ円安!です。
まあわかりやすく言うとですね、
1ドル80円だった5年前に1万ドルで売られていた高級時計は日本円に換算すると「80×1万=80万円」だったわけです。
しかし、平成27年5月の現在は120円前後なわけですから、「120×1万=120万円」となるわけですよ。
買うときは円高が有利、でも、売るときは円安が有利なんですね〜。
さて今日はそういう流れで、テーマは「時計を高く売るためのブランド知識」ですよ!
目次
ブランドを知ろう!
時計バンク.comも運営している みやび屋質店(長崎)は、ロレックスなどブランド時計を高価査定。
高価買取査定の時計を、時計ブランドごとにご説明しましょう!
【ロレックス】
ロレックスは世界のブランド時計のスタンダードですよね!
そのロレックスについてハットさんが少し語ってみましょう。
現在のロレックスは、ドイツ、バイエルン州出身の起業家ハンス・ウイルスドルフが1905年にロンドンに設立したウイルスドルフ&デイビス社が母体です。スイスのメーカーと提携して製造した時計を輸入して販売するというスイス時計のOEM販売の会社なんですね。元々は自社開発ではないんです(笑)
そして、その三年後の1908年にロンドンでロレックスブランドが設立されます。 ロレックス設立はスイスを中心とする名門時計ブランドの中では結構後発なんです。これ不思議でしょ?
さて、その出遅れたロレックスは懐中時計中心の名門時計ブランドに対抗するため、実用ブランド腕時計 の開発に着目しました。今で言う「差別化戦略」ですね。これは懐中時計主流の時代において、とても未知数で、冒険だったのですが、この企業戦略が功を奏し、「腕時計の歴史=ロレックスの歴史」でもあると言われています。
ロレックスは「防水機構」「完全自動巻き」「日付切替え」の3大機構で特許を取得し、 この基準を落とさないことに努めます。こうやって腕時計の王様としてのブランドを確立すると同時に、巧みな広告戦略で世界中 からの注目を集め続けました。アメリカのプロゴルフランキングが「ロレックスランキング」であることでも、時計業界を超えたブランド力の高さが伺えますね。
さて、ブランドを拡大しながら、さらにロレックスは、ドーバー海峡を泳いで横断したり、エベレスト登頂や海底調査、デイトナ耐久バイクレースなど、過酷な冒険に耐えうるブランド腕時計として、数々の伝説を打ち出します。これ凄いですよね。
現在、ロレックスの人気モデルは日本ロレックス社の仕入れだけでは供給が間に合わず、個人輸入や質屋からの2次供給などによる中古品も含めて市場を支えています。
※ロレックスの商品ごとの相場のご紹介はこちら
【カルティエ】
カルティエはブランド時計を取扱う名門時計ブランドの中でも、一際洗練された優雅な宝飾ブランドとして有名ですね。その成り立ちも含め、私が大好きな時計メーカーです。
さてそのカルティエは、1873年、宝飾師であるルイ=フランソワ・カルティエが28歳の若さで独立したときから、歴史が始まります。 当時、ヨーロッパでは、誇張された曲線を主体とするアールヌーヴォー・スタイルが大流行していました。しかし、ルイ・カルティエはこの流行に対してフランスの古美術からヒントを得て、更にイスラムや東洋の文様まで取り入れた、明確なラインと対称的な構成を持つ「ガーランド・スタイル」を確立し真っ向から勝負しました。
それはやがて1920年代にアールデコ・スタイルへと発展したとされ、このスタイルは社会的に大きく評価され、「カルティエ・スタイル」として、世界的な流行を作っていきます。
こうして宝飾工房として出発したカルティエブランドは、ルイ=フランソワ・カルティエの持つ時計への強い関心をベースに、時計メーカーとしての一歩も踏み出します。それはやがて、独創的なデザインを持つ腕時計として表現され、カルティエブランドとそれを生んだ彼の工房を伝説的なものとしました。
曲線美というものはこういうモノを言うのだな、ととても衝撃を受けるカルティエの時計は、私をこの仕事にのめり込ませた大きなきっかけです。
※カルティエの商品ごとのご紹介はこちら
【パネライ】
若い男性に人気のブランド「パネライ」の紹介です。
都市部では多く見かけますが、パネライのブランド時計は、ビッグサイズウォッチの王道ブランド時計ですよね。
直径40mmを超える大型ケースと発光塗装された文字盤がミソです!
さて、パネライは1860年にイタリアのフィレンツェで創業されています。
イメージよりもかなり古いですね。
創業当時から、ブランド時計の販売と平行して光学機器類のメーカーでもありました。
高度な精密機器の製造を専門とするメーカーとして始まったパネライは、時計や光学機器の分野でいくつもの特許の認可を受けるようになりました。それと並行して、イタリア海軍との協力関係を進展させていきます。
パネライは、軍用として特別に設計した高精度のクロノグラフ機構付きの懐中時計をイタリア海軍に納めるようになりました。この頃はまだ懐中時計ですね。
パネライの製作した腕時計は水中などの過酷な状況でも正確に時を刻み、耐久性に優れていたため、イタリア海軍のダイバーや潜水部隊員から絶大な信頼が寄せられていました。
その信頼のベースとなったのは、「発光する文字盤」です。
パネライのブランド時計のルーツは、1936年に完成した自社発明の発光塗料「ラジオミール」をインデックスに塗装したダイバーズウォッチにあるんですね。
ラジオミールの発光塗装は、夜間や深海でも抜群の視認性を誇り、イタリア軍の機密事項となりました。パネライは世界で初めて軍用時計を作り上げたといわれます。
しかし、逆にそのラジオミールを施した腕時計はイタリア海軍の装備品として軍事機密に属していたため、1980年代の終わりまで門外不出。パネライ初の民間用腕時計が製作されたのは1993年になってからでした。この時に誕生したのが、限定モデルの「ルミノール」と「マーレ ノストゥルム」なんです。すごく最近の話ですね。
そして1997年、パネライはグローバル市場への進出を果たし、新たな腕時計を発表します。それらの製品は信頼性や耐久性、視認性といった軍用時計に課せられている厳密な要求仕様がそのまま生かされています。イタリア海軍特殊部隊の腕時計という伝説を持つパネライは、今や世界にその名を広めることとなりました。当時から軍隊向けのブランド時計に強く、高精度のクロノグラフを製作しています。
軍用時計であるから、視認性が高く、実用的で、何よりゴツイ(笑)
だから若い男性に人気なんですね!
※パネライの商品ごとのご説明はこちら
【ランゲ&ゾーネ】
A.ランゲ&ゾーネのブランド時計は、世界最高の技術によって作られた究極の完成度を誇るブランド時計として評価を受けています。こういう評価においてはロレックスを上回りますよね。
さて、そんなA.ランゲ&ゾーネは完璧主義を徹底するドイツ発祥の時計ブランドで、A.ランゲ&ゾーネのブランド時計は一点ずつ全てマイスター時計技師が時間と情熱を込めて製作している「手作り時計」なんです。
A.ランゲ&ゾーネの完璧主義は1845年に始まり、当時から今まで170年もの間、世界の最高水準であり続けています。
因みに「ランゲ&ゾーネ」は「ランゲの息子達」という意味で、ランゲ一族は歴代にわたって機械式時計の最新技術を追求し、27の特許を取得しているんですよ。
A.ランゲ&ゾーネは第2次世界大戦後の1951年に東ドイツによって国営化されましたから、100年以上にわたる歴史が一度途絶えています。しかし、その後1990年の東西ドイツ統一を契機に、ブランド復活を成し得ていて現在に至ります。つまり最近の話ですね!
新生ランゲ&ゾーネのブランド時計が初めて登場したのは1994年のランゲ1ですから、たった4年でザクセンの機械式時計が世界の最高水準に返り咲いたことになります。その技術はブランドが途絶えても残されていたんですね。
A.ランゲ&ゾーネは全てのパーツを自社で設計し、自社ブランド時計にのみ搭載します。
1999年に発表したダトグラフは機械式クロノグラフとして圧倒的な完成度を誇るブランド時計で、他の追従を許さない技術力を証明しました。2000年にはかつての本社工場を買い戻すことに成功しています。
いつかは私も腕に巻いてみたい憧れの逸品です。
【パテック・フィリップ】
パテック・フィリップのブランド時計は、その精緻な仕上がりから芸術品と讃えられています。なんといっても佇まいが素晴らしいのです。50代以上の落ち着いたジェントルマンにはぜひおすすめしたいですね。
さて、パティック・フィリップが製作したすべての機械式時計には、時計工業の最高品質を保証するジュネーブ・シールの刻印が与えられています。その「精緻な仕上がり」にかける情熱は、1839年の創業以来の伝統といわれます。
パテック・フィリップは1932年に経営陣の交代とともに転換期を向かえ、初のブランド腕時計のラインとなるカラトラバ・コレクションを発表しました。
カラトラバ・コレクションはシンプル・デザインへの回帰を唱えて発表され、装飾性の高いブランド時計が一般的だった当時には斬新なデザインでもありました。とにかくシンプルなんです。
最先端の技術を追求するパテック・フィリップは機械式時計だけではなく、クォーツ式時計の研究を進めるため、1948年にエレクトロニクス部門を設立するなど、他の時計ブランドに対する技術的優位を確固たるものにします。
1970年代にはノーチラス・コレクションなどスポーツモデルが現れ始め技術力と多様性に満ちたブランド時計が発表され続けました。
パテック・フィリップはここ10年の間だけでも、年次カレンダーによる特許取得、約10日間のパワーリザーブの完成、ゴンドーロやTwenty-4コレクションの発表など、精緻に仕上げられた新作ブランド時計を次々と発表し続けています。
※パテック・フィリップの商品ごとの買取相場はこちら
【IWC】
IWCは高度な技術力をもつテクニカルブランドとしてハイスペックなブランド時計を発表する名門時計ブランドですね。IWC/アクアタイマーの防水性能は200気圧、インヂュニアの耐磁性能は8,000アンペアと性能はまさに最高峰の技術力です。
IWCの創業は1868年。創設者はアメリカ人。
アメリカの工業技術とドイツの職人技で優れたブランド時計の開発を始めました。当初、スイスで時計を製作しようとましたが受け入れられず、ドイツに工場を設立するなど、設立の苦労もありました。
そんなIWCは他のスイス時計ブランドよりも、自社エンジニアの技術力向上に積極的です。
時計技師の養成学校まで持っていて、会社の将来的な繁栄はこういう未来への人への投資スタイルからも伺えますね。
なお、IWCを含め大半のスイス製ブランド時計のキャリバーは自社製ではなくETA社です。
ETA者のものは非常に精度が高く評価も世界最高なのですが、IWCはこの外注キャリバーに対しても自社独自の技術で改良を加えるほどです。
もちろん常に自社製ムーブメント開発も欠かすことなく、2000年には自社製ムーブメントによる「Cal.5000」を発表しています。新設計の永久カレンダーと南北両半球の月の満ち欠けを同時に表現したムーンフェイズが特長で、多くのシリーズのブランド時計に搭載されています。
【オメガ】
オメガは、常に最先端テクノロジーを駆使したブランド時計を製作し続ける時計ブランドです。
NASAやオリンピックが公式採用し続けることもオメガが最先端の精度を約束する時計ブランドであることを証明していますね。
さて、そんなオメガは1848年に名門時計ブランドのメッカ、スイスに建てた時計工房から始まります。社名であるオメガの意味は「究極」です。1904年に自らを究極の時計メーカーと自負して社名変更しました。
オメガの歴史は最先端テクノロジーを駆使しての精密性の追求といえますが、一方で経営センスにも富み、19世紀からヨーロッパやアメリカを市場開拓し、20世紀までにスイス最大の時計ブランドに成長していました。
1932年、オメガのブランド時計は精度を評価され、ロサンジェルス・オリンピックの公式タイムキーパーに選ばれます。1952年に登場した自動巻きブランド時計のオメガ/コンステレーションはオリンピック・クロス・オブ・メリット賞を受賞。オメガのブランド時計は20以上の大会で公式時計となります。
オメガのブランド時計の精度と耐久性が最大の評価を受けたのは、1965年にNASAが行なった宇宙空間を想定した耐久テストでスピードマスターのみが全項目をクリアしたという有名なエピソードです。
1969年にはスピードマスターが人類初の月面着陸に携帯され、1970年にはアポロ13号の地球帰還に重要な役目を果たしました。
オメガは1999年にも新機構で機械式ブランド時計界に衝撃を与えました。
「コーアクシャル」というムーブメントの心臓部に斬新な改良を加えることで通常3、4年に1度必要となるオーバーホールを約10年間無用とするブランド時計を発表したのです。
なお、オメガは他のスイス時計ブランド同様、自社でキャリバーを開発していませんが、外注パーツを組みなおして調整する作業を自社で行なっており、この工程がオメガに特別な精密さと耐久性を与えているといわれます。
※オメガの商品ごとの買取相場はこちら
ということで、今日はブランド時計の知識について少しお話してみました。
時計バンクを運営するみやび屋質店ならきっと満足の行く結果を得られますので、ぜひ長崎にお住まいの方で時計売却を考えている方は使ってみてくださいね!
みやび屋質店
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