たったこれだけでわかる!ロレックス・オメガなど腕時計の防水表示の目安
勘違いされがちな、「○○m防水」の意味
皆さんこんにちは。
さっそくですが、腕時計を選ぶ際の基準として防水性を重視する方、そもそも『◯◯m防水』という表記の正しい意味についてご存知ですか?
“100m防水”と書いてあると、ついつい“100mまで潜っても大丈夫”なんだなと思いがちですよね。実はその認識は間違いなんです。
防水の表示というのは基本的に“その深さの水圧に耐えられる”という意味。
100m防水は10気圧防水とも表記することがあります。(200m防水であれば20気圧防水)これは水深100mまで潜れるという意味ではなく、“10気圧に相当する水圧に耐えられる”ということなんです。
表現がとてもややこしいですが、例えば数メートル潜り腕を動かしたときには瞬間的に10気圧を超える水圧がかかったりすることもあります。なので必ずしも100mまで潜れるという意味ではないんです。海に潜ったりマリンスポーツなどでつける腕時計は一般的には200m防水以上が望ましいとされています。
*防水の目安を確認
防水表示の意味はわかっても日常生活の中のどんなシーンに適しているのか、どれぐらい水に濡れても大丈夫なのかの感覚は難しいですよね。3気圧防水から30気圧防水までを例に挙げて解説するので時計選びの参考にしてみてください。
・3気圧(日常生活)防水
多少の雨や汗には耐えられる程度。
手を洗うときの水滴なら大丈夫ですが、直接水をかけるのは危険。
・5気圧(50m防水)
多少水がかかる程度ならOKですが、水泳などはNG。
洗車や水場の作業でホースから高水圧の水を受けるのもNG。
・10気圧(100m防水)
装着して泳ぐのはやや危険。
マリンスポーツで激しい水しぶきがかかる程度なら大丈夫。
・15気圧(150m防水)
ダイビングに耐えられる防水性能。
高水圧に耐えられる作りになっているので定期的なメンテナンスが必要です。
・30気圧(300m)防水
これぐらいの防水表示になると、プロのダイバーのための腕時計です。
飽和潜水に対応するための機能もついています。
*防水性で選ぶならこのモデル!
omega シーマスター プロダイバーズ300M
確実な防水性を求めるのであれば シーマスター プロダイバーズ300Mがおススメ!
「シーマスター」はオメガが築き上げてきたダイバーズウォッチの歴史が詰まった腕時計です。マットブルーのセラミックベゼルが特徴的。
また、製逆回転防止ベゼルでヘリウム・エスケープバルブが付いています。
Rolex サブマリーナー
そしてダイバーズウォッチを選ぶ上で忘れてはいけないのが300m防水のロレックス サブマリーナー。
1954年に世界初のダイバーズウォッチとして発表されたのがこのサブマリーナー。
ダイバーズウォッチというジャンルがあるのはこのサブマリーナーのおかげなのです。現行モデルはヘリウムガス排出バルブを備えた2種潜水時計で、まさにプロダイバーにも適するスペックを備えています。
Rolex シードゥエラー ディープシー
サブマリーナーよりもさらに高い防水性を持つのがシードゥエラー ディープシー。
こちらはなんと3900m防水!ここまでのスペックが日常的に必要な人はほとんどいないので、プロ用のダイビングツールとしての腕時計になってしまいますが、このシードゥエラーこそロレックスの防水技術の結晶と言えます。
*腕時計をつけての入浴は?
防水性の高い腕時計であれば腕につけたままお風呂に入っても良いのでしょうか?
答えはNOです!
腕時計の防水性を担っているのは時計内部のゴムパッキンなのですが、そのゴムパッキンは急激な温度変化にとても弱いのです。海やプールであればそこまで問題ありませんが、暑いシャワーや温水など温度変化が激しい環境で使用すると、ゴムパッキンの劣化が早まってしまうのです。
皆様、いかがでしたでしょうか?
今回はロレックスやオメガを例に挙げて説明しましたが、防水表示はJIS規格で定められているので基本的には全メーカー共通の基準です。
皆様の時計選びに役立てていただけたらと思います。
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林 望美
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