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【貴金属の豆知識】“プラチナ”と“ホワイトゴールド”の違い

2018.02.26 by 林 望美
【貴金属の豆知識】“プラチナ”と“ホワイトゴールド”の違い

そもそも「プラチナ」「ホワイトゴールド」とは?

皆さんこんにちは。

大切な人へのプレゼントや結婚指輪などを購入する際、何を基準に選べば良いのかもすごく迷いますよね。

特にプラチナホワイトゴールドは見た目も似ているので違いがわかりづらく、長く使っていくものならそれぞれの特徴をおさえておきたいですよね。

では一体、プラチナとホワイトゴールドはどう違うのでしょうか?

ジュエリーショップなどのディスプレイなどで見るとプラチナもホワイトゴールドも、見た目はそこまで違いがないように見えますよね?

プラチナがときどき和名で「白金」と表記されるので、ホワイトゴールドと混同しやすいですいですが全く異なる素材なんです。

まず、ホワイトゴールド(K18WG)というのは全体の75%が金でできており、残りの25%に別の白い金属を混ぜて作っています。

それでも元の金の色が残り、完全な白にはならないため、表面にロジウムメッキ(ロジウムコーティング)を施し、全体を白く見せています。

一方プラチナはというと、Pt1000であればほぼ100%プラチナ、Pt950であれば95%がプラチナで残りの5%が他の金属という意味です。

ホワイトゴールドの特徴

 

【メリット】
まずホワイトゴールの良い点としてあげられるのは、プラチナに比べやや強度があるということです。

金の純度を75%にし他の金属を25%混ぜることによって硬さをだしているので、プラチナに比べると変形しにくいです。

また、表面にロジウムメッキを施してあるので、プラチナよりも明るい印象で肌に映えます。

【デメリット】
上で述べたように表面にロジウムメッキを施してあるので、長年使用していると表面の色が剥げて下地の金の色が見えてきたり、若干黄味がかってくることがあります。

ロジウムコーティングですので再びコーティングすることで修復が可能です。

 

 

プラチナの特徴

 

【メリット】
プラチナの良い点としてあげられるのは、使用頻度が高くてもホワイトゴールドに比べ変色がないとうところ。色味としてはホワイトゴールドに比べ渋く落ち着いた銀色です。

【デメリット】
プラチナは粘性(粘り強い性質)が高いため、そこまで大きな力でなくても長時間負荷がかかり続けると変形する可能性があります。例えばプラチナのリングをしたまま重い買い物袋を毎日持っていたりなんかすると変形することもあります。

 

ホワイトゴールドとプラチナを選ぶポイントは、それはどのメリットを重視するかによります。

どれぐらいの頻度でどういった生活環境で使用するかということを考えながら総合的に選んでいけば良いと思います。

もちろん素材の特性だけでなく、指輪のデザインも重要です。大切な人へ送るものであれば、その人にはどんなものが似合うのか。普段の服装や肌の色にはどちらが合うかなどを考えて購入してください。

 

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